なんだか体調が悪い…それって文明病かも?原始的(パレオ)な生活で最高の体調を目指そう!

べんきょう

毎日の仕事や学校など日々の生活に追われ、常に「なんだか体調が悪い」なんてことはありませんか?

睡眠不足、やる気が出ない、だるい…など現代社会で体調不良を訴える方は多いのではないでしょうか。

そんな不調を感じている方におすすめな本が鈴木祐さんの書かれた【最高の体調】という本です。

\まんが版もあります/

私は元々健康オタクなところがあるので、健康関連の情報って人より詳しいほうかな~と思っています。

そんな私が参考にしているのが鈴木祐さん(愛称パレオさん)です。

パレオさんはたくさんの文献・論文を読んでいらっしゃって、メタ分析などを元に健康情報を発信してくださっています。

なので、すごーーーーく信頼できる情報ばっかりなんですね

パレオさんの本はほぼ読んでいるし…簡単に言うとファンです(*´▽`*)

今ご自身の体調に悩まれている方や、今後の未来に向けて何かしたい方にはもってこいの内容です。

何をするにしても心身の健康は大事だと思いますので、ぜひ参考にしてみてください♪

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不調の原因は「文明病」だった!?

あなたが抱える疲労感、肥満、不眠、モチベーションの低下などの症状は文明病が原因だからかもしれません!

文明病とは、近代社会の変化によって引き起こされる現代特有の病気や症状のことです。

人類はおよそ600万年にわたって、狩猟採集生活を続けてきました。

そのため、人の体と脳は、原始的(パレオ)な環境のなかでこそ最高のパフォーマンスを発揮できるように進化していったのです。

ですので私たちの心と体が現代社会に合わず、体調を崩してしまう…ということですね。

そう考えると対処は簡単です。

日々の暮らしを原始社会と比較して考えていくことが重要になるのです。

食事の変化

原始社会と比べて現代社会の食事はどう変化しているでしょうか?

昔には存在していなかったお菓子やファーストフード、インスタント食品などが現在では当たり前に存在しています。

言われずとも加工品は体に悪そうなイメージがありますが…そのとおりです!

加工品は腸内環境には悪影響です。

腸内環境の乱れは、疲労感やさまざまな不調の原因となります。

腸内環境を整えるために、加工品はなるべく減らして、発酵食品と食物繊維を積極的にとるようにしましょう!

また、夜中にお腹が空いてもコンビニに行けば食料が手に入る…いつでも食料が手に入るなんてこと原始社会にはないですよね。

食べすぎからの肥満もそう考えると納得がいきます。

環境の変化

自然との触れ合い効果

現代社会は、圧倒的に原始社会と比べて自然が少なすぎます。

自然との触れ合いには疲労回復、うつ病、高血圧などさまざまな効果があります。

これはなんとマッサージなどのリラクゼーション法より効果があるそうです!

自然となかなか触れ合う機会がなくても大丈夫。

森林や海の映像などの「自然画像」、川のせせらぎや風の音などの「自然音」、「フェイクツリーを含む観葉植物」といった偽物の自然でも癒し効果が得られるそうです。

これなら簡単に生活に取り入れられますね♪

光をコントロールする

原始社会は朝太陽とともに目覚め、日没とともに活動を終える…そんな暮らしだったと思います。

ですが、現代社会では電気が普及し朝も昼も夜もないですね。

しかし睡眠不足は慢性炎症の原因になります。

夜間の睡眠の質を上げるには、日中は「自然光」を浴びる時間を増やし、夜は照明を暗くして「人工の光」を浴びる時間を減らすことが重要です。

寝室を暗くして睡眠の質を高めるためには、アイマスクと耳栓が効果的です。

マッサージ・アロマテラピー・リラックス音楽など効果がありそうな方法より、アイマスクと耳栓は効果が認められています。

メンタルの変化

現代社会には不安がいっぱい

「不安」は炎症と並ぶ文明病の重大な症状であり、脳と体に大きなダメージを与えます。

不安は文明病といいますが、狩猟採集民には不安がなかったわけでないそうです。

確かに食料がとれなかったら困りますし、獣に襲われるかもしれないという危険もあったと思います。

狩猟採集民と現代人との違いは、不安の複雑性です。

現代のように人生の選択肢が豊富な社会では、未来の姿はいくつも分岐し、心理的距離が遠くなるので不安が生じてしまいます

例えばダイエット中、ダイエットに成功した自分に現実感が持てず、未来が絵空事のようにしか感じられないとします。

すると食事制限などのダイエットに取り組めなくなり、失敗してしまいます。

ですが、ダイエットに成功した自分にリアリティを持たせることができれば、ダイエットに成功しやすくなるのです。

不安への解決策は、「未来と今の心理的距離を近づける」こと。

つまり、現在の決定が未来に及ぼす影響を実感できるようにすることが重要なのです。

仕事がつまらないのはなぜなのか?

仕事に関しても同じことが言えます。

原始社会では、同じ時間に狩りをして、仲間たちと食料をわけ、夜は歌ったり踊ったり…

困難さはさておき、原始社会の仕事はルールがシンプルであり、即時にフィードバックを得ることができます。

しかし現代の仕事は、仕事のルールが複雑化しており、フィードバックの即効性もありません

…ということは、ルールを単純化して、細かくフィードバックを得ることができれば、仕事へのやりがいを感じやすくなります。

ルール設定のポイントは、未来までの道筋を細かく刻むことで、現在との心理的な距離感を縮めることです。

目標(ゴール)を設定したら、それを達成するまでの道のりを細かく刻んで小さな目標を設定していきましょう。

次にフィードバック化ですが、ゴールまでの進行度と並行して数量が増えるように数字を活用することが大切です。

ラジオ体操の出席シールなどのように、その日のプロジェクトを達成したら〇印をつけるだけでフィードバックの効果を得ることができます。

誰もが根源的な不安を抱えて生きている

人間はいつも「死の不安」をやりくりしながら生きています。

このような根源的な不安に対処するには、マインドフルネスと畏敬が有効です。

マインドフルネスとは自己観察のこと。

瞑想でなくても、自分を観察者モードに切り替えてみましょう。

日々の家事、食事、運動などを、自分の状況、感情、状態を観察しながら行うだけで実践することができます。

次に畏敬とは、自分の理解を超えるものに触れた際にわきあがる、鳥肌が立つような感情のことです。

例えば山頂から自然の雄大さなどを見たときに「自分の悩みがちっぽけなものだと思える」みたいなことです。

思わず感嘆や感動を覚えてしまうような「自然」「アート(人工物)」「人」に積極的に触れると良いです。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

最高の体調で毎日を過ごすために、さまざまな方面から改善対策をすることが可能です。

取り入れようと思えば出来るくらいの対策だったかと思います。

これらに加え、良好な人間関係を作ることも心身にさまざまな効果をもたらすことが証明されています。

人同士の関わりは禁煙より効果があるとのこと…すごいですよね。

全て取り入れるのは大変かと思いますが、出来るところから実践して日々の暮らしをより良くしていきましょう(*´▽`*)

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